~前回までのあらすじ~
温泉大好き博士の分身に連れられて、我々は雲仙地獄へと向かうことになった。
スポットI:「雲仙地獄めぐり ~白の世界~」
小浜から雲仙へと登る山道へと我々は突入することになった。
舗装された道路であるが、カーブは多いため運転は慎重に期さなければならない。
長い道を抜けると、我々はようやく雲仙温泉へとたどり着いた。
ひゃ~硫黄の匂いがしてきたな!!ワクワクしてきたぞ!!
分身さんのテンションがすごい!!
私の中の少年の心(野沢雅子)が目を覚ましたな。
雲仙地獄入り口
ここが雲仙地獄の入り口だ。覚悟はいいな!!
私をなめるな。伊達にあの世は見てねえぜ!!
博士!!あの世見たことあるんだ!!
泥火山(でいかざん)
まずは泥火山を見に行くぜ!!
火山ですか!!いきなり怖すぎる!!
これが泥火山(でいかざん)だ。
思ったより小さかった・・・
“どろかざん”じゃなくて“でいかざん”というのだね。
ここはデェ火山。御年500年のでぇべてらんだ!
野沢雅子みたいにいわないでください!!
おめえ達!!あんまり地獄をなめてっと痛い目みっぞ!!
分身さんの口調まで!!
婆石と鏡石
葬頭川の婆石
生前に悪い行いをした者に、どんな苦しみを与えるか判断する閻魔大王が座る場所。
浄玻璃の鏡石
閻魔大王も判断できない難題も浄玻璃の鏡石に映せば一目瞭然。ただちに善悪が判断されるといわれている。
ここで悪人と判断されたら地獄行というわけですね。
そのとおり。つまり・・・
ここからが本当の地獄だ!!
地獄に入るのに、ノリノリの空気ださないでください!!
邪見地獄
邪見地獄
邪見とは人を妬む、醜い心のことである。
この温泉のお湯を飲むと夫婦や友達の間で生じた嫉妬心による不和を解消するといわれている。
しかし、実際は強酸性のお湯でとても飲めるようなものではないとのこと。
お湯に頼らず、自分で邪見を捨てろってことだ。
石積み
これは賽の河原の石積のようですね・・・
これはあの時の・・・(ガタガタ)
博士が震えてる・・・一体博士の過去には何が!!
地獄はまだまだこんなもんじゃないぜ!!
そりゃ危険だろ・・・地獄なんだぞ。
環境省に認知されてる地獄って考えるとシュールですね。
大叫喚地獄
大叫喚地獄
大叫喚という名前は噴気孔から聞こえてくる低温が地獄の叫び声やうめき声のように聞こえることから由来している。雲仙地獄に現存する地獄の中で最も活発に噴気を出している。
この世の景色とは思えんな・・・
お糸地獄
お糸地獄
その昔、島原城下で、裕福な生活をしていたお糸という女がいた。
お糸は密通をしたあげく、夫を殺してしまった。
お糸が処刑されたのと同じ頃にこの地獄が噴出したので、「家庭を乱すと地獄に落ちるぞ」という戒めを込めて「お糸地獄」と名付けられたという。
家庭円満がなによりですね・・・
真知子岩
真知子岩?『君の名は』って書いてるけど・・・
あの大ヒット映画と関係あるんですかね?
もしかして・・・
私たち・・・
博士、博士分身「入れ替わってるー!?」
博士たちの場合、入れ替わっても全く問題なさそうですけどね。
冗談はさておき、真知子岩は、新海誠監督の『君の名』とは全く関係ない。
1954年(昭和29年)に公開された映画『君の名は』のヒロイン・真知子が手を添えた岩とのことらしい。
映画の舞台にもなってたんですね。
地獄を渡る猫
蒸気がいろんなとこから噴出して怖いですね。
情けねえな。あの猫を見てみろよ。地獄を平然とわたっているぞ。
猫ぱないですね・・・
※地獄内は危険ですので、絶対にマネしないでください。
雲仙地獄の「温泉猫」は有名らしいぜ。人懐っこいし、とってもかわいいんだぜ!
<参考サイト>
雀地獄
雀地獄
地下から噴き出したガスが水中ではじけて、ぴちぴちと小さな音を立てている。
雀がたくさん集まって騒いでる様子に似ているため雀地獄と名付けられた。
かわいい・・・
清七地獄
清七地獄
江戸幕府がキリスト教を禁じていた時代、キリスト教徒は雲仙で処刑されていた。
長崎に住む清七というキリシタンが捕まり、処刑された頃にこの地獄が噴出したため、清七地獄と名付けられた。
キリスト教弾圧の時代があったのだな・・・
これにて地獄めぐりは終了だ!!
当の地獄があるとしたら、こんなもんじゃないでしょうけど・・・普段の行いを考えさせられましたよ・・・
少しは信心深くもなったもんだろう。
さて、そしたら今度は神様でも拝みにいくか。
地獄を巡った後、少しだけ信心深くなった我々は神様をお参りに神社へと向かった・・・(次のページへ続く)
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